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許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。
先日、建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用している建設会社を公共工事の入札で優遇することを検討する動きが自治体で広がっているとの報道がありました。事業者や技能者が建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録している場合に加点措置となります。
3月13日時点では、山梨県が建設キャリアアップシステム(CCUS)を活用している建設会社に加点措置を導入している他、4月からは福島県と長野県が導入を予定しています。静岡県は6月から、栃木県は10月からの導入に向けて準備をしているようです。
この他の自治体でも建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用による優遇措置が検討されています。技能実習生との関連でも建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録が必要になるなど、重要度が増してきていると言えるのではないでしょうか。
建設キャリアアップシステム(CCUS)とは技術者の経験を客観的に見える形でデータ化することでそれぞれのキャリアを正確に把握し賃金アップに繋げること、ひいては建設業界の人材確保を目指すための制度となっています。
現場での使い方は、事業者登録をしている元請けの建設業者が現場にカードリーダーを設置します。技能者は就業の際に技能者登録の際に発行されるカードをカードリーダーに読み込ませることで、就業履歴が蓄積されていきます。別の現場に行ったとしてもカードに蓄積されたデータから経験を証明することができるということもメリットの1つです。
元請けの建設業者は建設キャリアアップシステム(CCUS)の登録とカードリーダーや専用のアプリの準備などが必要です。技術者は技術者登録をしてカードを発行してもらうだけですぐに活用することができます。
この建設キャリアアップシステム(CCUS)は冒頭でお話した入札やその他の制度とも関連していることから今後おそらく普及していくであろうと思われます。早く活用し始めることで蓄積されるデータが増えるので、より正確な経歴を記録することができます。
現時点で建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録しているのは東京都で5613事業者(令和2年2月29日現在)となっており、東京都の建設業許可業者全体の約1割ほどですが、毎月300業者ほどが新規に登録をしています。それに付随して技能者の登録も増加しています。
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