おはようございます。
許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。
平成31年4月から建設キャリアアップシステムの本格運用が始まってから約8か月が経過し、登録事業者および登録技能者が着実に増えています。また、マイナンバーとの連携や技能実習生を受け入れる際には建設業キャリアアップシステムへの登録が義務化されるなど、今後さらに活用されていくことが予想されます。
今回は建設業キャリアアップシステムの概要についてお話します。
建設業キャリアアップシステムとは「技能者の現場における就業履歴や保有資格などを、技能者に配布するICカードを通じ、業界統一のルールでシステムに蓄積することにより、技能者の処遇の改善や技能の研鑽を図ることを目指す」制度です。
例えば銀行に勤めている人は原則としてその銀行の中でしか働かないため、その人の能力や評価、経歴などを共有することが容易です。しかし、建設業に従事する職人さんは一つの場所ではなく様々な現場に行き作業をすることになるので、一つの会社で務めている人と同じように情報共有することが難しいと言えます。
そこで技能者登録をしてICカードを使って、今まで作業に従事してきたか、資格の有無などがどの現場でもすぐにわかるようになっています。技能向上に努めている技能者が正当に評価されることで、建設業界の処遇が改善されることにより、建設業界の人で不足を解消することも狙いの一つとなっています。
建設業キャリアアップシステムへの登録方法は事業者の登録と技能者の登録の2つが必要です。登録するには郵送での申請、窓口での申請、オンラインでの申請があります。オンラインでの申請が手数料が安いのでおすすめです。
利用方法としては、まず元請けの業者は現場にカードリーダーを設置します。建設業キャリアアップシステムに登録した技能者は現場で自分のICカードをカードリーダーに読み込ませます。どの現場で働いたかという情報が蓄積され、別の現場に行っても今までの経験がすぐにわかるようになっています。
使い方としては簡単ですし登録費もそれほど高額ではない(資本金により異なる)のですが、登録申請はやや面倒です。ご自身で申請をされる方もいらっしゃいますが、私たち行政書士にも多くの依頼をいただいています。
今後、ますます活用されていくと思われる建設業キャリアアップシステムに登録してみてはいかがでしょうか?お手伝いさせていただきます。お気軽にご連絡ください!
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