旅行代理店を始めるには??〜旅行業登録〜

こんにちは。
許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。

旅行をしようと思ったときに自分で宿泊場所や交通機関の手配をすることもありますが、旅行代理店にパッケージで頼んでしまうということもあると思います。このような、旅行の企画やツアーの募集をする旅行代理店の営業をするためには旅行業の登録が必要です。

旅行業登録のために必要なことは大きく3つあります。1つは旅行業務取扱管理者の資格を持っている人が専任で常勤であるということ、2つ目は一定の財産要件を満たすこと、3つめは欠格要件に該当しないことです。

旅行業務取扱管理者の資格は年に1回試験がありそれに合格しなければなりません。旅行業務取扱管理者には2種類あり、海外旅行を扱う場合は総合旅行業務取扱管理者、国内旅行のみの場合は国内旅行業務取扱管理者の資格が必要です。

2つめの財産は扱う旅行の種類により異なりますが、供託金を収めるか、旅行業協会に分担金を収めるかのどちらかになります。旅行業協会に分担金を収める方が初期費用は少なくて済みます。

3つめの欠格要件は、旅館業の登録を取り消されたことがないか、旅行業務の手続きに関して不正な行為をしたことがないかなどがチェックポイントです。

原則的にはこれらの要件を満たすことができれば、旅行業の登録をすることができ、旅行代理店の営業をすることができるようになります。

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