こんにちは。
許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。
本日は令和元年度行政書士試験が行われました。受験生のみなさんお疲れさまでした。行政書士試験は受験資格がないので誰でも受験することができます。今年は約50000人が受験の申込みをしているとの発表がありました。ちなみに全国の行政書士登録数は約40000万人です。
合格率は年々上昇傾向にあるようです。私が合格したのは今から約10年前ですがその時の合格率は10%ほど、昨年の合格率は12.70%で一昨年は15.7%でした。
私が試験に合格したときのことを思い出してみると、試験前より試験後の答え合わせの時の方がドキドキしていたように思います。記述式の正誤についてははっきりわからないものの択一と併せてだいたいの合否はわかります。合格を確信できる点数でなくても、問題の難しさにより合格点が低くなることもあるので合格発表を楽しみに待ちましょう。
合格後、行政書士として業務を行う予定であれば合格発表までの期間に実務の勉強をしておくとよいと思います。行政書士試験に受かったからといって実務ができるわけではありません。特に行政書士の業務で受任する可能性の高い、建設業・宅建業・産廃業などについて申請の流れがわかっているととても楽です。
行政書士試験を合格した後に行政書士会に登録をしなければ行政書士として業務を行うことはできないので注意してください。東京会の場合は登録するために必要な費用としておおよそ30万円ほどかかります。登録をすると業務をすることはできますが毎月の会費がかかるので行政書士として働く予定がなければ登録しない方が良いかもしれません。
もちろん試験に合格しても登録をしない人も一定数います。受験者が50000万人で合格率が10%なので5000人程度が合格することになりますがその全員が行政書士として働くわけではありません。試験に合格していればいつでも登録することができるので、自分のタイミングで登録をすれば問題ありません。
弁護士は起こってしまったことへの仕事であるのに対し行政書士は許可を取得してビジネスを拡大するなど「未来に対する仕事」だと言われます。とても素敵な仕事だと思うので合格したらぜひ登録して行政書士として業務を行ってもらえると良いと思っています。
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