福祉と行政書士の融合の必要性

おはようございます。

許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。

 

福祉と行政書士というとまったく別のジャンルのもののように思えるかもしれません。行政書士という仕事の根本的な内容は行政と民間の橋渡しです。これを福祉という分野に当てはめれば、もっともシンプルでわかりやすい構図は福祉サービスを提供している行政と福祉サービスを使いたいと思っている障害のある方、高齢の方の間を取り持つことです。

 

また、行政書士は遺言や相続業務も扱います。人は誰でもいつかは亡くなるので必ず相続は起こります。家族がいれば家族も人なので当然に亡くなります。家族の分だけ相続にかかわることになるわけです。遺言はあまり関係ないと思う方もいると思いますが、“終活”ブームなどの影響で遺言を書く人が増えています。遺言は人生最後の意思表示なので財産のあるなしは関係なく、“自分の想いを遺す”というのは素敵なことだと思います。例えば、「家族は仲良くしなさい」「ペットをかわいがるように」というような内容の遺言に含めている方もいます。

 

さらには成年後見も福祉と行政書士の関わりの一つです。特に私の場合は福祉施設で約10年間勤務した経験と介護福祉士の資格を生かし、この分野には積極的に取り組んでいます。東京都行政書士会としても成年後見支援センターヒルフェという団体を通して成年後見支援に力を入れています。

 

このように見てみると福祉と行政書士は決して関係ないもの同士ではないことがわかっていただけたのではないでしょうか。

 

当事務所では福祉と行政書士業務を融合させより安心した生活ができるよう取り組んでいきたいと思っています。その一つとしてご家庭の法務顧問ともいえる“法務ドクター”サービスを開始しました。これは、日常の行政手続きの代行や遺言、相続に関する相談、困ったことがあったときの相談相手として活用いただけるものです。

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