委任状が書けない人の住民票をどうやって取得する?

こんにちは。

許認可申請と福祉の専門家、平松智実法務事務所の平松智実です。

 

成年後見の申し立てをする際に住民票や戸籍が必要になります。代理で取得するためには原則としてご本人の委任状が必要です。しかし重度の知的障害のある方で住民票取得の意思を確認することや委任状を書くことが難しいというケースが少なくないのではないでしょうか。このような場合の住民票等の取得方法についてお話します。

 

もっともシンプルで簡単な方法はご本人と一緒に窓口に行くという方法です。住民票の申請とともにご本人の身分証明書を提示します。申請書は付き添いの方が書けば問題ありません。

 

ただ、ご本人の障害の状態によっては窓口まで行くことも難しいということもあると思います。このような場合は、ご本人が来られない理由、委任状を書くことができない理由がわかる書類を用意し代理人が取得するという方法です。診断書等の公式な書類でなくても、上記のような理由がわかれば取得ができるようです。

 

これらは自治体により判断の基準が異なる場合がありますので、役所の窓口にご確認いただけるとより確実だと思います。