おはようございます。
許認可申請と福祉の専門家平松智実法務事務所の平松智実です。
今日は建設業者が公共工事を請け負うときは必ず受けなければならない経営事項審査の点数アップのポイントについてお話します。
経営事項審査は
①経営規模の認定(X点)
②技術力の評価(Z点)
③社会性の確認(W点)
④経営状況の分析(Y点)
の4項目で審査をします。
この中でY点に得点アップの鍵が隠されていることがあります。
Y点の評価を受ける際の元になるのは確定申告に添付する決算書です。決算書をもとに建設業財務諸表(建設業許可業者が毎年提出する書類)を作成し建設業財務諸表をもとにY点の審査を受けることになります。
ここで注意すべきは、すべての元になっている決算書は、税務署を意識して作成されたもので建設業を意識して作成されたものでありません。つまり決算書をそのまま建設業財務諸表に転記するのではなく、内容を精査し再仕分けすることでそれぞれの建設業者様に合った建設業財務諸表を作成することでY点の得点が上がることがあります。
私たち行政書士は建設業の許可更新だけではなく、このように“税務署に提出する税を意識した書類”を“建設業向けの経営事項審査を意識した書類”にすることも重要な仕事です。
建設業許可や経営事項審査についてお気軽にお問合せください。